キャンプの醍醐味といえば、揺れる炎を眺めながら無心になることではないでしょうか。
2人でのキャンプでも外せないアイテム、それが「焚き火台」です。
様々な形の焚き火台がでていて、どれが良いのか選ぶのが難しいでしょう
大きいのが良いのか、軽いのが良いのか、かっこいいのが良いのか、可愛いのが良いのか。
今回は、私がメインで使っているピコグリル風「TEITOの焚き火台」の、特徴や使い勝手、おすすめである理由についてご紹介します。
目次
偽物?ピコグリル風コンパクト焚き火台TEITO使用レビュー【安くて軽量これは買い】
焚き火台を探し始めると一度はみたことがあることでしょう「ピコグリル」。
スイスの会社で、1万円弱で超軽量のペラペラのアルミパネルを組み合わせ、焚き火台に組み上げる特徴的な焚き火台を出しているメーカーです。
その圧倒的な軽量さと、大きな薪でもくべられる積載量。芸人のひろしさんが紹介したことで爆発的な人気になりました。
最近は、転売などもあり価格が安定しません。
通常価格でも初心者にはなかんか手が出づらい価格、1万円オーバーなのが、唯一のネックです。
そのような状況の中、人気が出た商品には、その後を追うメーカーが増えます。
偽物と言ってしまうと聞こえは悪いですが、いわゆる「ピコグリル風」の、オリジナル商品です!
この、「ピコグリル風」焚き火台ですが、価格は大体3,000円前後。
微妙な差はあれど基本的なみた目はどこも同じです。
その中でも今回ご紹介するのは「日本のメーカー」TEITOが作っているピコグリル風焚き火台です。
ソロ、2人キャンプに最適。大きいけど軽いほうが良い方におすすめ
このピコグリル風TEITOの焚き火台は、初めて焚き火をする人に特におすすめできます。
なぜなら
・焚き火やっている感がしっかり味わえ
・安くてコンパクト
だからです。
これくらいの価格なら躊躇なく購入できますよね。
特徴
ピコグリル風TEITOの焚き火台には3つの特徴があります。
5つの特徴
組み立てが楽
大きな薪をくべられる
格安
灰受けがある
日本メーカー
1つずつご紹介します。
軽量、コンパクト(A4サイズ)
こちらが収納時のTEITOの焚き火台です。
書類でも入ってるかのような見た目ですよね。
サイズは、
横:34cm
縦:24cm
厚み:1.5cm
と、A4よりも少し大きいくらいのサイズです。
中には、薄いアルミ製の板と灰受け、脚がコンパクトに収納されています。
重さは、全部で
762g
だいたい、週刊少年ジャンプくらいの重さです。
組み立てが楽
この焚き火台は組み立てがとにかく簡単です。
①脚を立てる
②薪置きを広げて上からはめ込む
③灰受けを入れる
と、あっという間です。
ただ、初回だけ面倒なのが、
「灰受けの青い傷予防シールを剥がす」ことです。
傷防止なのでやむを得ないところですが、少し時間がかかります。
大きな薪をくべられる
焚き火台を広げたときの大きさは
横:38.5cm
縦:26cm
高さ:25.5cm
です。
市販の薪が35cmくらいなので、はみ出ずに乗ります。
ただ、厳密に企画が決まっているわけではないので、キャンプ場などで買う場合、これより大きかったりします。
焚き火台によっては、横が詰まってしまって入らないということもありますが、
このピコグリル風焚き火台であれば、多少はみ出ても問題ない作りになっているので安心です。
なお、スピットがついているのでこれが五徳(鍋をおいたりするところ)になったり、肉を刺したりするのに使えます。
格安
ピコグリルが1.3万円前後するところ、ピコグリル風のTEITOの焚き火台はなんと「約3千円」です。
機能的には同じ焚き火台の値段がここまで違うというのは、すごいですね。(偽物だから当たり前といったらそれまでですが。。)
これくらいの値段であれば、初めて買う焚き火台としてもお手頃ですので試しに買ってみるというのも良いですね。
なお、TEITO以外からも、ピコグリル風のコンパクトな焚き火台は多数出ています。それぞれ見た目に大きな違いはないですが、作りにはさがありそうです。
灰受けがある
ピコグリルやその他のピコグリル風の焚き火台には「灰受け」がついていないケースが多いです。
原則キャンプ場では灰を土に残すことは禁止されていて、片付ける必要があります。
ピコグリル風のTEITONの焚き火台には、灰受けがあります。
焚き火シートを引いて、そこに灰をダイレクトに落とすのも手ではありますが、
シートにこぼれた灰は取りづらいので、アルミの板にためて簡単に捨てられるのがおすすめです。
日本メーカー
TEITOは、バイクのオイルなどを作っている日本のメーカーです。
「帝都」と日本語では書き、「帝都産業」です。
他にもソロ用のテントも作られているようで、バイカーたちに向けた商品を開発しているようにみられます。
中国メーカーでも品質がだいぶ上がってきてはいると思いますが、日本企業が間に入ることでハズレを聞くリスクが少し減るように思うので、安心感があります。
もちろん、私が購入したピコグリル風焚き火台も、なんの不具合もありませんでした。
レビューを見る限りでも、不満の声は上がっていません。
ピコグリル風TEITOの焚き火台がおすすめな人
ポイント
・荷物は軽くても、大きな薪をくべたい人
・2人でも程よいサイズの焚き火台を探している人
ソロでももちろん使えますが、ソロの方向けには更にコンパクトな焚き火台があります。
TEITOの焚き火台は、サイズ的には2人ぐらいが程よいです。
特に、市販の薪を半分に切るなどしなくても、乗せられるところが非常に楽です。
組み立ても簡単で、男女問わずわずか10秒で組み立てられます。
収納はA4サイズで非常に薄いので、持ち歩きも楽です。
荷物多いのが嫌いな方や、重いものを持ちたくない方、組み立てが複雑なのが苦手な方にこそ使っていただきたい焚き火台です。
ピコグリル風焚き火台のデメリットと他のおすすめの形
ここまで、ピコグリル風焚き火台の利点やおすすめの人についてご紹介してきましたが、万能なわけではありません。
ピコグリル風焚き火台の弱点(デメリット)と他の焚き火台のタイプ(形)についてもご紹介します。
ピコグリル風焚き火台のデメリット
ピコグリル風焚き火台にもいくつかデメリットがあります。
ピコグリル風焚き火台のデメリット
風に弱い
五徳がずれる
風が強い日には、どうしても火が風下に流れてしまい料理などをする際火力が安定しないことがあります。
そんな時は、風防をつけることをおすすめします。
また、五徳もスピット2本が固定されない状態で、置かれているだけなので、何かの拍子にずれると鍋やフライパンが薪に落ちるということもあります。
これは、100均などの脚付きの網を置くことで解消できます。
(100均の網の写真)
他の焚き火台のタイプ(形)
メリットたくさんのピコグリル風TEITOの焚き火台ではありますが、ここまでご覧になって
「あまり自分には合わないな」そう思われたかた、
せっかくなので、どんなタイプがあるかまで観ていってください。
焚き火台には様々な形があります。
2人キャンプ向けの焚き火台もたくさんあります。
今回のピコグリルにインスパイアされているピコグリル風「TEITOの焚き火台」の形や特徴があまりしっくりこない方は、まずは見た目でその種類をみていただき、気になるのがあれば試しに見てみてください。
焚き火台の種類
・ヘキサタイプ
・ピラミッドタイプ
・ディスクタイプ
・メッシュ
その他たくさん、、、
ヘキサタイプ
有名所はキャプテンスタッグ。
そこそこ大きくて、重量感もあるので、ファミリーくらいで利用するのがちょうど良いのではないでしょうか。
ピラミッドタイプ
正確には「逆」ピラミッドですね。
これもかなり頑丈な作りです。しっかりいている分、重量があります。ただ、焚き火の醍醐味は味わえます。
ディスクタイプ
これを出しているのはコールマンだけだと思いますが、「ディスクタイプ」、つまりお皿型の焚き火台です。
コンパクトにすることを一切考えない、お相撲さんもびっくりサイズです。
が、直火とほぼ同じ焚き火の状態になるので、楽しみ方は無限大です。
メッシュタイプ
メッシュタイプも各社から発売されています。通気性が良いのと、軽量なので、持ち運びには非常に便利です。
また、ディスクタイプと近くほぼ平らな焚き火台に薪を乗せていくので直火に近い感覚が味わえます。
一緒に買いたい
ピコグリル風TEITOの焚き火台と一緒に買っておいたほうが良いものをまとめました。
なんといっても焚き火台を使うためには、火を起こす必要があります。
そのために必要なものです。
一緒に買っておきたいもの
・火をつける道具
・火をつけやすくする道具
・薪を動かす道具
・火を消す・火をうつさない道具
火をつける道具
着火させるためには、火のもとになる物が必要です。一番簡単なのはライターですが、不便を楽しむのであれば、なかなか火がつかないものを選ぶのも良いでしょう。
火を付ける道具
・ライター
・チャッカマン
・マッチ
・ファイアースターター
・火打ち石
マワフルなチャッカマン
普通のマッチより長持ちするマッチ
ファイヤースターター(メタルマッチ)
※近いものが100均でほぼ揃うので、まずは100均で集めて試すのもありです。
火をつけやすくする道具
大きな薪にいきなり火をつけようとしても、すぐ消えてしまいます。火起こしの基本は、燃えやすい小さのものから、小枝→小さい薪、中くらいの薪、大きな薪と、だんだん大きくしていくことです。
その上で、まずは火種をしっかり燃えさせることが必要です。
火をつけやすくする道具
・麻ひも
・チャーコールクロス
・着火剤
・火おこし器
・火吹き棒
着火剤
※キャンプ場に松ぼっくりや杉の葉っぱ、木の皮などが落ちていれば、非常に燃えやすいので着火剤代わりになります。
火おこし器
※100均にも小さいのが売っていますが、ピコグリル風焚き火台ようだと少し容量が小さいです。
薪を動かす道具
燃えている薪は素手ではつかめません。やけどをしないように揃えておきましょう。
この2つは必須です。最悪革手袋は軍手でも良いですが、革手袋のほうが断然暑さには強いです。
薪を動かす道具
・薪ばさみ
・革手袋
薪バサミ
※100均の炭バサミなどでも良いですが、少し弱いのでこちらがおすすめ。
革手袋
※これは持っておいたほうが良いです。耐熱。
火を消す・火をうつさない道具
火は放置してしまうと、火事になります。
あっという間に燃え移り、大きな山火事になるリスクもあります。しっかり対策と対応をしましょう。
火を消す・火をうつさない道具
・焚き火シート
・火消し壷
この2つも必須です。
焚き火シート
※焚き火シートが無いと、そもそも焚き火ができな場合もありますので、揃えておきましょう。
火消し壺は、消火を早めてくれます。それでも30分〜時間はかかります。水をかけてしまうてもありますが、灰がまったりすることもあるので、じっくり消すのが良いでしょう。
まとめ
今回は、偽物と言われてしまっても致し方ないくらいピコグリルにそっくりな、ピコグリル風TEITOのコンパクト焚き火台をご紹介しました。
本家を買いたいのはやまやまでもなかなか手が出ない方、まずはあまり費用をかけず2人(夫婦)キャンプを始めたい方に、ピコグリル風TEITOのコンパクト焚き火台はおすすめです。
とはいえ、他にもたくさんある焚き火台。色々みていただき、「これがほしい!」という焚き火台を是非手にれてください。