キャンプでの焚き火は、憧れであり難関でもあります。
私も焚き火始めたての頃は、火がなかなかつかなかったり、
せっかくついたのに、途中で消えてしまったり。。
上手に火をつけられなくて、焚き火を始められないことが何回もありました。
ただ、いろいろな情報を見たり、実際に火の様子を伺いながら、
やり方を変えてみたりすることで、最近は比較的安定して火をつけられるようになりました。
本記事では、初心者を卒業するために私が気をつけた焚き火のやり方をご紹介します。
目次
失敗しない焚き火のやり方のポイント
ポイント
- 焚き火の原理を理解する
- 薪をくべる順番を間違わない
- 空気の流れを考える
- 触りすぎない
以上!
これだけ意識すれば、焚き火は初心者でも失敗しません!
あとは、あなたのやり方で焚き火を楽しんでください。
※焚き火に必要な道具についてはこちらでご紹介しています。
▶焚き火に必要な道具10選【初心者でも低予算でまずは始めよう】
1.焚き火の原理を理解する
焚き火には、燃料、熱、酸素の3つの要素が必要です。
このバランスが崩れると焚き火の火がつかなかったり、せっかくついてもすぐ消えてしまいます。
2.薪をくべる順番を間違わない
わかっていても初心者だとやってしまいがちなのが、薪をくべる順番を間違えるということ。
焚き火のやり方の基本ですが、小さく燃えやすいものから段々大きい薪をくべていくのが鉄則です。
大きな薪に頑張って火をつけようとしても、決して付きません。ついたとしてもすぐ消えてしまいます。
必ず、小さい火の付きやすいものから徐々に大きいものに火をつけていきましょう。
3.空気の流れを考える
続いで、焚き火のやり方でミスしがちなのがこれ。
空気の流れを考えて、薪をくべていくこと。または、はじめから空気の流れを意識した薪の組み方をすることです。
熱い空気は上がります。
そのため、火がつくと火は上に行こうとします。
また、火は燃えるために常に酸素を欲しているので、下から空気を吸い上げていきます。
そのため、空気が下から上に流れるように薪を組みます。
4.触りすぎない
火が小さいときに気になりすぎて、せっかく組んだ薪を崩してしまったり、火が付きかかっている薪を移動させてしまったりすると、火は大きくなりません。
何故か。
これは、発火するために十分な熱が途中で逃げてしまうからです。
特に焚き火を始めてすぐのタイミングでは、触りすぎず、じっと火が大きくなっていくのを見ていましょう。
もし、あまり大きくならない場合は、2,3がうまくできていなかったのが原因です。
今一度見直しましょう。
焚き火の注意点とマナー
焚き火のやり方ばかりに気が向いていると、大切なことを見落とすので、以下は必ず注意してください。
注意
- 火が燃え移るものを周りに置かない
- 焚き火シートを引き、焚き火台を使う
- 焚き火の火をつけたままどこかに行かない
- 火の後始末(消火)を完全にする
火が燃え移るものを周りに置かない
焚き火のやり方を覚えても、火が火事を引き起こすことは忘れないでください。
自宅のコンロと比べて焚き火は予想外の火の動きをすることがあります。
火の粉もよく飛ぶので、周りに燃えやすい紙や、衣類、落ち葉などない状態を作ってから始めましょう。
また、タープやテントの近くで焚き火をすると、火が大きく上がったときに燃えてしまいます。
原則タープやテントからは2〜3m離れて焚き火の場所を置くことをおすすめします。
併せて防火タイプのタープやテントがあると更に安心です。
焚き火シートを引き、焚き火台を使う
多くの方はキャンプ場や河原などで焚き火をすると思います。
大切なみんなの土地ですので、地面を痛めないように焚き火シートを引きましょう。
また、焚き火台は1台は必ず持ってきましょう。
私は、ピコグリル風のリーズナブルな焚き火台を使っています。
▶偽物?ピコグリル風コンパクト焚き火台TEITO使用レビュー【安くて軽量これは買い】
焚き火の火をつけたままどこかに行かない
料理をするときにも火から目を離さないようにするのと同じことです。
火を放置してどこかに行っている間に、予想以上に火が大きくなってしまうこともあります。
焚き火は消火するまでが焚き火です。
火の後始末(消火)を完全にする
焚き火は薪をくべるのをやめた後、放置しておけば自然と燃焼して灰になります。
しかし、消えたようでも熱を持っていると、再度燃焼することがあります。
火から離れたり、眠ってしまったりする前に、火消しつぼなどに入れたり、水をかけたりしてしっかりと消火しましょう。
また、残った炭や灰は、持ち帰るか所定の場所に捨てましょう。
初心者でも簡単な焚き火のやり方
初心者のうちは、慣れた人たちがやるように火を起こせなかったりします。
でも、良いのです。誰でもはじめはできません。
そういう時は、恥ずかしがらず、文明の利器を使いましょう。
我々は火を味方につけているのです。
ポイント
- 着火剤を使う
- 火の付きやすい薪を使う
- チャッカマンやマッチを使う
着火剤を使う
着火剤は、とても燃えやすく長く燃焼してくれます。
うまく火がつかないときには、着火剤を使うやり方を強くおすすめします。
着火剤に火をつけたら、先にお伝えしたポイントを抑えて薪をくみ、じっと火が燃え移るのを待ちましょう。
びっくりするくらい、あっという間に火が付きます。
コツは、触らないことです。
火の付きやすい薪を使う
火に水分は大敵です。
薪は「乾燥」したものを使いましょう。
湿っているとなかなか燃えません。
また、薪=木にもいくつか種類があります。
燃えやすいのは「針葉樹」です。
ただ、燃え尽きるのも早いので、針葉樹についたあとは
「広葉樹」に火を移していくことで、長く焚き火を楽しめます。
チャッカマンやマッチを使う
火を付ける時、ファイヤースターター(メタルマッチ)を使ってかっこよくいきたくなるのもわかります。
ただ、どうしてもつかない時は、チャッカマンやライター、マッチなどのちからを借りましょう。
火を起こすのは案外難しいものです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
焚き火のやり方、火のつけ方について、解説してきました。私も焚き火を始めた当初はやり方がいまいちわからず、むやみに薪を触ってしまったり、空気の動きを意識しないで薪をどんどん重ねて行ってしまったり、一番やってはいけないことばかりをやってしまった結果、全然焚き火がつかなくてげんなりしたこともありました。
ただ、このやり方を覚えたことで、ほぼ失敗はしなくなりました。
失敗しても、「しょうがない、着火剤とライターで今日は行こう」
と、切り替え、まずは火を付けることに専念することで、焚き火そのものを楽しむ時間をできるだけ多くしました。
おかげで焚き火のやり方その事自体にはこだわらなくなり、焚き火自体が楽しくなりました。
みなさんが、焚き火を楽しむための手助けになっていたら嬉しいです。
焚き火に必要な道具に関しては以下にまとめていますので、併せて御覧ください。
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参考焚き火に必要な道具10選【初心者でも低予算でまずは始めよう】
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